Westone-F18

美深町在住の「S」さんからのご依頼です Sさん遥々 遠くから来てもらい誠にありがとうございます!
なんと!片道340Kmほどもある遠距離からの訪問です。
「私はギターのハード面のことはあまりわからないのですが なんとかもう少し弾きやすくなりませんか?」
と照れくさそうにおっしゃる姿を見てますと・・・・・
おっしゃぁ!なんとかしようじゃございませんか!と・・・・カトーは思うのでした
まずは個体のチェックですね・・・・
6弦12Fで 3mmです、やや弾きにくいでしょうね
ネックは問題なさそうに見えましたが ジョイント部分に
若干の元起きが見られました

難儀なことにサドルの削りシロがほとんどありません(T_T)
なんとか1mm削れば 2.5mmまでは弦高は下がりますので
「ほとんどサドルが無くなりますけどいいですか?」と承諾を得ましたので・・・そうゆうことで・・・

ナットの溝切りが甘いのと溝が深すぎて弦が丸ごと埋没してしまいます
ここも調整します

サドルをさらに下げるということは サドルと弦との接触点のテンションが下がりますので
ピンホールの加工をします。
弦溝をほり、サドルと弦との角度を鋭角になるようにします
ミニノコを使い弦の導出溝をサドルまで近づけて

丸ヤスリで仕上げます ルーターを使うと楽なのですがカトーはルーターの使い方がヘタなので
この方がキレイに仕上がります。

ついでと言っては何ですが サドル溝もだいぶホコリとか汚れがありましたので
キレイにしておきましょう

よくあることなのですが パーツを外してみて あれ? このサドルは以前に削られている様子がアリアリでして
底面の平滑面がきちんと出ておりませんでした なのでそこら辺も考慮して削っていきます

中央部が凸になっていて差し込むとカタカタ音がします 当然ブリッジとの密着性が悪いわけで音にも影響します
定規を当てて光に透かして平滑を出してやります

目標の2.5mmピッタリに出来ました

つづく・・・・
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